上場申請のための報告書(所謂『2の部』)の記載内容で、手間の掛かる項目の一つが『産能大式による業務フロー(フローチャート)図』※の作成です。普通、中小企業で業務フローを図式化することなど無いでしょうし、まして『産能大式』となるとほとんどの公開準備担当者は『初耳』で、知識も経験も無いことでしょう。(私もそうでした)
※『産能大式による業務フローチャート』については、サイト版内[業務フローチャート]で解説していますので興味のある方は御覧下さい。
この『産能大式による業務フローチャート』作成に際する、私の独断と偏見による『三種の神器』について紹介します。
(1).書籍『業務フローチャートの書き方』
(2).ソフトウェア『Visio(ビジオ)』
(3).『産能大工程分析記号シェイプ』
(1)は産能大式業務フロー図作成の解説書で、私の知る限り一番詳しく、産能大式に特化した解説書ではないかと思います。ちなみに、わたしの紹介する書籍でベストセラーです)
(2)はグラフィックス文章を、短時間で作成するソフトでこの様な図が出来ます。以前ある会社でVISIOが無かったのでエクセルで作成したのですが、時間も掛かるし・見栄えも悪いものとなってしまいました。20,000円程度ですので私は、VISIOで作成することをお勧めします。これは[IPOおすすめアイテム]に掲載していますのでご興味あればどうぞ。
(3)の『産能大工程分析記号シェイプ』とは、(2)のVISIOを使うときの産能大式記号の出来合いの物で下図です。
上で書きました、エクセル作成で時間が掛かる要素の一つがこの記号作りで、かつなかなか綺麗にできませんでした。ではこのシェイプどこで手にするかですが、大抵『ディスクロージャー印刷会社』に言えば貰えると思います。
また無料でこちらからダウンロードすることも出来ます。
※上記で、メールアドレスを登録すればダウンロードできます。
と業務フロー図作成時の"独断と偏見による『三種の神器』"を紹介をして来ましたが[株式公開入門Navi]サイト版にも書いた通り、業務フローは作成よりもその定着に時間も神経も使います。机上で考えたようには現実(人間相手)は思い通りになかなか進みません。こちらは根気と粘りが必要です。
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さてココまで『産能大式』に関して書いてきて、最後にこんなことを言うのもなんですが、先日大和證券のHPでこんなのを見つけました。「フローチャートの形式は問われない。」 『産能大式』でなくてもいいの?!?知らなかった・・・です。
とは言え通常は『産能大式』だと思いますので、公開準備に『産能大式』のお勉強は欠かせません。やり出すと然程難しいものでもないので、頑張って挑戦して下さい。
※追加
『業務フローチャートの書き方』は2007年11月に改訂版が出ました。詳細はこちら→
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