今日は、流行にのって『村上ファンド』こと『村上世彰氏』について語ってみます。
私がこの名前を始めて耳にしたのは、数年前村上氏が『東京スタイル』の株主となり『もの言う株主』として騒がれたときだ。当時私は、ある会社の公開担当として公開準備に追われ、机の下の床を寝床としていました。
会計士の友達と飲みながら「公開後、あの村上ファンドにうち株買い占められたら、たまんないなー」と言ったら「絶対、買わないから安心しろよ」と言われことを覚えてます。(返す言葉がなかった)
さてこの村上氏、小学校の時に父親から「この100万円は、お前の大学までの小遣いだ。お前にやってもいいが、お前が望むならこれで株を買ってやる」といわれ、学校には教科書の代わりに『四季報』を持ち歩いていたと言う。やはり只者ではない?
この間テレビで自分のことを「私は(ニッポン放送の件では)天下の大悪人になってしまいました」笑いながらと言っていたが、私はこの村上氏世間の評判ほど悪い印象はない。彼は、株主に対し日本の経営者が持っていた認識を大いに高めたと思うからだ。先日『ガイヤの夜明け』で、以前株を外国人に大量に買い占められた経営者が「それまで株主なんて意識したことなどなかった。会社の利益を上げることだけ考え、それで株価があがればいいのだと思ってた」と言っていた。日本経営者はこれまで株主なんぞ意識することもなく、投資家に自社をアピールする活動などせず、ただ経営のみに集中し、儲けが出てもすずめの涙ほどの配当しか出さないという状態だった。そして、まさか買収・乗っ取りなんて夢にも思わなかった社長が大多数ではないのだろうか。そんな日本の経営陣に村上氏やホリエモンは『株主の権限、株式公開することのリスク・資本主義』を改めで認識させたと思う。このまま行ってしまい、外国資金が自由化され中国やアメリカに乗っ取られたあとにやっと気づくなんてことになったら・・・・悲しすぎ。
話題の『阪神タイガース公開』だが良いのでないの、面白そうだ。個人的に私は西武ファンだが、「西武が公開しても・・・値が付かない。後悔するだけ」。話が来るだけ羨ましい。今日からプレーオフだが勝っても負けても、ニュースでは『公開』『最多安打』のあと結果だけ流されて終わりになりそう。
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新しいことを言うと必ず、既得権益者は反対する。先日書いた、"カルロスゴーン曰く「安定など幻想 変化はチャンスなのだ」。" 人気が大きく低迷しているプロ野球、何か大きく変えないと益々厳しくなりそうだ。某球団オーナーのおじいちゃんが未だに球界の最高実力者みたいに「プロ野球球団の公開なんでさせん!」なんて言ってるのを聞くと、「この人がいる限り、大きな改革はできないだろうな」と感じる。
「村上さん!最初に日本テレビ株買わないと」
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