日経10/27付記事によると、今年のIPO案件が前年比で10%程度減ると言う予想だ。その理由として
?相次ぐ不祥事で取引所・証券会社の審査が厳格になった。
?ヘラクレスの受付停止
?上場準備不足企業が目立ち、社内体制・書類作成が間に合わず延期へ
?業績が計画を下回っている
?は、現システムでこれ以上処理が出来ないと言う理由で上場企業を増やせなくなったのだが、この事態に株主であるあの村上氏が激怒している場面はTVでよくみる。一昨日は、東証でシステム問題で取引が停止したが、根本にはネットトレーダーによる取引量の激増らしい。
??は、今になって増えてきた訳ではなく以前から多い話だと思う。特に?を防ぐために公開準備担当者は[株式公開入門Navi]を読んで下さいね。[:楽しい:]
さて?ですが、審査内容は証券会社によって格差がある。もちろん全社経験した訳ではないですが噂も含め、やはり野・大・日証券等の審査は厳しく、社歴が浅く主幹事案件を欲しがっている証券会社は甘い。
私が以前勤務していた会社の主幹事証券は、後者で審査などあったのかなかったのか、ほとんどスルーだった。「大丈夫かいな」と審査される側ながら思ったが、案の定その後別企業だが不祥事を起こし上場廃止となった。
牛肉の輸入が再開されるらしいが、安全は確保されているのか不安だ。一部で、輸入され店頭に並び買うか買わないかは自己責任で判断すればよいと言う話も有るが、消費者からすれば店頭に並べばやはり「より安く・美味しい物」と言う選択が優先され、実感の無い安全性は二の次だ。と言うより安全性は販売社側が最低条件として確保すべきで、使用制限農薬・寄生虫・腐った材料の加工品などは選択の仕様がない。自己責任以前の問題だ。
証券市場も、会社の内部管理体制・代表者の公開企業と言う自覚・コンプライアンス(法令遵守)への取組などは、一般投資家になかなか見えず選択の仕様もない。きちっと審査され、クリアーになっていると信じるしかない。
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必要以上に厳格し、今の株式市場の盛り上がりに水を指すこともないが、証券会社は自社の利益の為上場させることを優先させることは、結果的には損失につながるし、市場に水をさすことになる。まーそれが分って今回の「厳格な審査」となったのだろうが。今回の件は、一時的にその数が減っても市場にとって良い方向なのではないかと思う。
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