以前、面接管をやった時のお話を
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※用語説明 中期計画→3、5年程度先 年度計画→1年先 の計画
人手が足りなくなって来たので人を募集しようと、社長が言い出し"中途採用募集"を行い、数人の応募があり私が面接担当になりました。
そこでAさんの面接をした時ですが、Aさんは税理士事務所7.8年位勤務で年齢は私と同じぐらいだったと思います。
私が自社の概要を大まかに説明し、その中で「うちは、顧問先に中期・年度計画を作成してもらいます。と言っても最初は難しいので、こちらが指導しながらですが・・・。Aさんは中期・年度計画を作成された経験ありますか?」Aさん「以前作成していましたが、”年度計画も予定通りに行かない状況で、中期計画を立ててもあまり効果が無い”と言う事で現在は中期計画作成しない事になっていますので、あまり経験がありません。」と、私が「中期計画を立てずに年度計画ってできます?」Aさん「・・・。」
中期計画は会社の方向性を示すものです。以前に書きましたが、カルロスゴーン曰く「安定など幻想」、ほとんどの企業は日々新しい技術・新事業・店舗展開に挑まなくては勝ち残れません。何年も同じ様な事をやっていても飯を食えるのは"公務員と士業"くらいです。例えば新しい店舗を始めるには、立地選択から店舗が軌道に乗るまでに1年では難しく、資金計画等は1年先だけの計画では足りません。それではたちまち資金難に陥ります。 経営陣が中期的な社会状況を見通し自社の方向性を定め中期計画を立て、それを可能にするために来年一年は何をするかが年度計画。1年程度の見通しだけではどうにもなりません。
「と思いますが違いますかね?」 Aさんは頷いていましたが、面接で面接管と議論を戦わす馬鹿もいないので、本音はどうなのか分りませんが。
いろいろな社長と話している中で、事業がうまく行っている会社とそうでない会社の違いは、数年先の話をする人と数ヶ月(若しくは今日明日)先程度の話をする人の違いでもあるような気がします。
中期・年度計画は株式公開においても重要事項です。[株式公開入門Navi]にも解説していますので興味あるかたは[事業計画]へどうぞ。
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「何年も同じ様な事をやっていても飯を食えるのは"公務員と士業"くらいです」とは厳しいお言葉…(冗談ですが…笑)
記事にあるように、今日明日の話しをする経営者と中長期プランを語る経営者、その差は歴然だと思います。でも、中小企業の経営者って、せっかちな方多くありません?もう少し長い目でみることが大切だと思うんですが…
先進的な社長と話している時に「俺、なんか同じようなことしてるよなー」とか「結局、何件担当持てるか(処理能力)の世界だよなー」なんて、思ったことがあったもんで、、、。^^; かといって、法絡みの仕事じゃ限られてますしね。