前回の「(構造計算偽造)震度5で倒壊?」でコメントを頂いたsamさんの
>若い技術者もコンピューターを操作するが、実際の経験(現場監理を含めた設計)の積み重ねがなく「感」が働きません
を読んで思い出したお話を。
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以前会計事務所時代に担当していた、デザイン会社の社長と話していた時のこと「今の若い奴等は、コンピューターの限界がデザインの限界だと思っている。俺が若い頃はコンピューターなど無いので全て手作業だった。今でこそほとんどコンピューターで行うが、もしコンピューターで出来ないものがあれば、手作業で出来ないかを考える。」
私が会計事務所に入った時は、丁度会計処理のパソコンへの移行が整い、ほとんどの作業がパソコン上で行えるようになっていました。税金計算で一番めんどくさい「別表」もパソコンで出来るので、私は未だに手書き手計算など一度もした事がなく、正直実際パソコン無しでどこまで出来るかちょっと疑問です。[:悲しい:] 以前同僚が、パソコンが行う「別表」の検算が正しかったので申告したら、税務調査で大きな間違いを指摘された事があります。それは手計算なら直ぐに気付く内容で、パソコンを過大に頼りすぎた結果でした。明日は我が身、イーホームズ(建築確認会社)の失態も人ごとでは決してありません。
将棋の谷川氏の本の中で「最近の若い人は将棋の手順をパソコンに入力するが、私は今だに手で書く。パソコンの方が簡単だが、それでは本物の強さは身につかない気がするからだ」こんな感じのことが書いてあった。
今現在様々な業種で作業のコンピューター化が進んでいる。私も、手作業の大切さを以前から感じていたが、時間に追われついついパソコンに頼りっきっている仕事をしている。コンピューター化は決して悪い事ではないと思うが「何かを得れば何かを失う」これは仕方ないことなのか。
「感」を養うため、あえて「手作業で」ん~「便利で簡単、楽ができる」私には捨てられないかも。未熟者の私
「感」を養う手作業 を拝読しました。
私も若い頃の構造設計は手計算でした。それは大変な労力と時間を費やします。だからこそ1から10まで順番に計算を進めていくから、それぞれのプロセスでどんな経過をたどっているか解ります。また、経過についても再考出来ます。結果がおかしければ、どこに問題があるかも類推できます。PCでは入力と同時に結果が出ますが、問題があっても原因を突き止めるのは困難です。だから、計算したものも2.3日すると忘れてしまいます。振り返ることも出来ません。ましてこの膨大な出力結果を審査するなど至難の業です。手計算でプロセスを鍛えてきた者には、要所要所を簡単な手計算でチェックできます。でも、PC世代の人間は、これが難しいと思います。「簡便さ」はチェック機能を犠牲にして成り立っているのです。NTT,銀行などプログラムエラーで機能が何日も麻痺してしまいます。
コメントありがとうございました。
先ず凸!
感を養うには手作業・・・
納得しますし、共感しています。
私たちも手作業の方が多いのですが
手作業には
気持ちが入るので
(これは打ち込みですけど・・気持ち入っていますからね)
手作業にしか出来ない
進化を進める魔法みたいなもんがあるって
信じています。
手が動くことで
きっとどこかの脳細胞が動いているんですよね。
それはどこだ??
うちの事務所では、新人にパソコンは使わせません!
手で書けない書類を…、顧客に説明できるはずがない!という所長の考えからです。
あらっ、魔法使い2人さん、めずらしいところでお会いしますね?! 笑 私も負けずに凸!っと…
みなさんコメント有難うございます。
3人それぞれ違う業種の世界の方ですが、似たようなところがあるのですね。
Kさんの事務所の様に、中途採用の人が「前の事務所では新人は手作業をさせていた」と言ってましたね。
「鉄は熱いうちに打て!」もう私は冷め冷め状態で、、、。
ファミリーの首領です!
先程のお返しの凸にきました…。
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