いよいよオリンピックが始まります。
岡崎・清水・原田に上村さん、3.4回出場している人が話題の中心で、更にTVでライバルと上げられるウォザースプーン(Sスケート)・アホネン(ジャンプ)も昔から聞く名前だ。実力ある若手は少ないのか?と思う一方で、世界レベルを10年以上も維持するのは、相当な努力が必要ではないかと感心する。
先日新聞で、岡部選手(ジャンプ)の記事が載っていた。彼もオリンピックの常連だ。
長野オリンピックのあと、ジャンプは大きなルール改正があり小柄な日本人は不利になり、圧倒的強さを誇った日本は以後世界の蚊帳の外だ。特に小柄な岡部選手はその影響が大きかった。その後数年不振続き、自分の着地する遥か彼方に着地する外国人選手を見て、このままではダメだと思い『今のやり方から決別』する決心をし、コーチのアドバイスから新しい飛び方に替え、今シーズンは表彰台にあがることもでき、オリンピックでメダルも届くところまでに蘇った。
人並み以上の努力で大きな成果をあげたあとに、数年後そのやり方がなかなか通用しなくなったとしても、過去の栄光・積み上げてきたものを全て捨てて、全く新しい方法に挑むと言うのは非常に難しい。オリンピック選手ともなればなお更だと思う。
『人間は変化を嫌う』と言うが、数年世界レベルを維持する人は才能や努力だけでなく、『変化』への対応・柔軟さも必要なのかもしれない。
余談ですが、昔読んだ本の抜粋です。(題名:なぜ V字で飛ぶか)
ジャンプの歴史を変えた男、彼の名は”ヤン・ボークレブ(スウェーデン)”。彼の変則フォームでのジャンプを見て、全ての人が「あれじゃ、記録は望めない」・「これ以上彼が伸びる可能性はない」・「まるで”かえるつぶし”だ」と非難した。しかし、その”かえるつぶし”が数年後に”V字ジャンプ”として歴史を変えることになる。
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オリンピックでは、日本人選手の活躍に期待しています!
でも、仕事に、ブログの更新、オリンピックでは、しばらく寝られそうにありませんね…。
追加情報
そもそも、V字ジャンプの始まりはヤン・ボークレブの足癖の悪さから始まったそうです。当時は、足を揃えることが良しとされ点数が伸びたが、それ以上にヤン・ボークレブが距離を伸ばしてしまうので、次第に皆V字になりその為点数の加点方法も変更されたそうです。