株式公開入門Naviにて『経営計画』を追加しました。
以前中期.年度計画について書きましたが、経営計画(事業計画)は様々な考え方や意見・立場を持つ人達が集まった組織である会社全体に、共通の目標を持たせ全員を一つの方向にむかわせるためのもので、企業成長には欠かせないものです。
ただこの経営計画ですが様々な会社を見てきて思ったことは、「利用次第で逆効果になる可能性もある」と言うことです。
何度かHPなどに書きましたが『押し付け・社長の独断・外部任せの経営計画書』は、社員の達成意識ややる気を削いでしまう可能性があるからです。[:しょんぼり:]実務責任者や担当者の意見を無視した経営計画書は、絵に描いた餅となる可能性が高い。大抵、社長の意見は強気で実務者の意見は弱気なものとなり、すり合わせが必要になる。このすり合わせには、大きなパワーが必要になるが、ここで様々な意見が出され意見交換し、互いに納得できた経営計画であれば達成の可能性は高く、すり合わせに要した時間と達成度は比例するのではないかと思います。未公開時でのオーナー経営者による独断的な意思決定ではない、個人的経営から組織的経営への脱却として、作成過程(意見を聞く.交わす行為)は重要です。 銀行対策用や見栄えを良くする為の外部支援者の協力は有効だが、経営計画の内容そのものまでも、外部支援者に委託してしまうのはどうなのだろう。見栄えは悪くても自分達で、必死になって考えた経営計画の方が愛着があるし、達成意識も湧いてくる。今現場での課題や状況を一番把握しているのは、自分達に他ならないのだから。[:チョキ:]
とは言え、いきなり経営計画を作成しろと言われても難しいものもあります。経営計画書や事業計画書のフォーマットは、HPや書籍からいろいろなものがありますが、自社にあった物がなかなか見つかりません。(経験上)そこで、今回の『経営計画』では作成方法そのものではなく、経営計画の『考え方』について書いてみました。理屈が分れば、自分で如何様にも作れます。
と言うことで、経営計画(事業計画)にご興味のある方はご一読を。
所々で私の思い込みで書いているところもありますが、臨機応変にお願いします。[:楽しい:]
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