株式公開入門Naviのアクセス数の多いページを分析すると、『業務フローチャート・経営会議・コンプライアンス』です。。公開準備作業の主役とも言える『資本政策・会計制度』などは少ない。以外でしたが、自分が公開準備作業をしている時を考えると「なるほど!」とも思えます。
資本政策や財務諸表作成は、法令による規定が多く覚えるのは難しいが、逆に法で縛られているから『正解がある』のでやり易いし、専門家も回答し易い。一方、業務フローや会議の進め方等は法令によって定められている訳でもなく、全くのフリーハンドで『正解がない』、会社によって十社十色だ。なので、専門かもアドバイスし難いとも言える。
私が公開準備作業を始めてやった時も、業務フローチャート・経営会議で悩んだ。資本政策は専門家がやってくれたし、会計制度は監査法人に聞けば直ぐ解決した。なぜなら正解があるからだ。 しかし業務フローはアドバイスは貰えても『正解は教えてもらえないので(無い)』、自分で自社にとって一番良い方法を考え決めてゆかなければならないから悩む。
今までに何通かの「業務フローが分らない」と言うメールを頂いた。
業務フローが分らないと言う場合、2種類ある。
?産能大式フローチャートの作成方法が仕方がわからない。
?業務管理フローその物が分らない。
?は産能大式と言う決まり(正解)があるので、以前書いた業務フロー図『三種の神器』や業務フローチャートを参考にしてもらえば、さほど難しいものでもない。
?は正解が無いので難しい面がある。他社の完成度の高い物を持ってきて、そのまま自社に取り込んでしまえば、現場は大混乱となる。今まで積み上げてきた、社員が慣れ親しんでいる方法を出来るだけ活かしながら(現場に負担を少なくする)、問題点だけを改善するのがベストだ。しかしこれは、会社の業務内容を全て把握していないと難しく、外部の人間が短時間で作成するのは難しい。様々な課題を把握している社内の人間が作成するのが望ましい。
業務管理のポイントを大まかに理解し、既存のフローを出来るだけ活かす、自社にとってのベスト業務フローを考え作成し、その後専門家に修正点のアドバイスを貰う手順が良いと思います。
私は、業務フロー考えるのが結構好きでした。なぜなら、自分がお偉いさんの権限を振り分け、会社業務の根幹である業務管理フローを決めてしまう。 う~ん 気分爽快[:楽しい:]
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