3/3日のTOMさんのコメントより
いよいよ3月に入り、新しい会社への転職が近づきました。
いままでの上場準備のおさらいをしているのですが、結構忘れていて困っています。
まだ入社もしていないので、「何が進んでいて何が遅れているかもわからない」状況ではありますが、アイポさんのご経験では、まず何から着手することが良いと思いますか?
イヤー 先輩であるTOMさんのような方に「アドバイスを」なんて言われると困ってしまうのですが、、。
参考になるかわかりませんが、一つ
私もTOMさんと同じように公開準備作業としては『経理の軸をしっかり固めつつ、業務フロー・規程作成』だと思います。ただ現場サイドでは、今までと違っていろいろ面倒な作業が入るので、抵抗(壁)がとても厄介です。(TOMさんも経験済みでしょうが) この壁、社長の経理への不理解が更に高くします。
私は先ず、社長の経理に対する理解、更に従業員へ説明が必要ではないかと思います。ただ、いきなり『経理とは何ぞや!』と話しても難しそうなので、社長が興味を持ちそうなものから、切り口に。
例えば
○自社の事業計画作成に興味がありそうならば、
事業計画→予実績管理→迅速な月次決算→経理の軸をしっかり固めつることが必要ですよ
○株価(創業者利潤)に興味がありならば、
高い利潤→投資家に買ってもらわないと→正しい財務報告→内部統制→規程や業務フロー定着が必要ですよ
てな具合に、、、、。
一方的に「上場するならこれが必要なのです」では、理解が得られないので、「何でこんな面倒クサイことやるのか」の説明と理解が必要ではないのかと思います。
社長に「コスト高で非効率的」だと思われながら公開準備を進めては、従業員もその意識ですし、まして突然入ってきたよそ者(失礼ですがTOMさん)の言う事など、ちょっとそっとで聞いてくれないのではないでしょうか。
私は、数社の公開準備をしながらつくづく「人との信頼関係」が大切だと感じました。教訓「知識があっても人を動かせなければ意味がない!」。信頼関係ないまま、強引に準備作業を進めると、とんでもない方向へ行ってしまう。
コミュニケーション→互いの理解→信頼関係→公開準備作業
だと思っています。
TOMさんの様なベテランの公開請負人の方に、参考になるかわかりませんが、こんなところでご勘弁を!怜
おー!アドバイス有難うございます!
そうですよね。
その仕事に携わる関係者がその仕事の意味合いを理解・納得して初めていい仕事ができるものですよね。
私もかつて身内意識の強い会社に入社したとき、「お前は上場屋かよ。」とIPOに否定的な専務取締役に言われてことがありましたが、その人と飲みに行ってバカ言ってるうちに、「お前は面白い!仲間だぁー!」とおっしゃっていただき仕事がスムーズにいった経緯があります。
それまでは、「この取締役会議事録に捺印いただけますか?」と席に持っていくと、その書類を投げ捨てられた経験があります・・・
そのときは空しかったなー。。
でもアイポさんのお陰で再認識させていただきました。
まず人の気持ちを理解し、納得説得をもって自主的に動いてもらうこと!
この方針で今回も頑張ります。
一人で会社に乗込んで行って、『株式上場という大仕事を成し遂げる。』
肉体的にも、精神的にも、かなりハードな仕事ですよね。
また、その活躍をBlogで読ませてください。