書籍の紹介です。
M&Aに関する書籍を読もうと、図書館の検索システムで『企業買収』と入力したらこの本が出てきました。予約数が70人位あり「企業買収でこんなに人気なのめずらしい。よほど分かり易いのだろう」と去年の夏ごろに予約して、やっと最近借りることが出来た本です。
本を開いてビックリ!小説でした。聯
読むか読むまいか悩んだあげく読んでしまいました。小説読なんて十年以上ぶりに読みました。
読み終えて、やっぱ読まずに返すべきだったかも。と
2年程前のニッポン放送株を巡る攻防戦に似た買収劇を題材に、村上ファンドの村上氏、ライブドアの堀江氏を思わせる(それ以外考えられない)人物が登場し、あの当時の風潮そのままにM&Aやファンドを悪役に仕立てた内容だった。著者も元は金融の専門家のようなのだから、もっとM&Aやファンドの必要性や有用性を書いて欲しかった。これじゃ当時のマスコミの風潮そのままで、M&Aはただの乗っ取り行為であり、ファンドはただの金の亡者達で、札束で相手の顔を殴るような事ばかりしているイメージにしか湧かない。
でも、この小説最後が中途半端なところもあるので、続編ができるのかと思わせるところも。恐らくこれだけ借りる人がいるのだから、本も売れているのでしょう。それは、ホリエモンの最終判決の後か?先か?
その時は、もう少し予想外の展開にしてもらいたいですね。
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