最近読んだ書籍の紹介です。
『自助論』という書籍で、別の本を読んでいる時に紹介されていた本です。ちょっと読んでみるかと思い、図書館で借りて読んでみましたが、怠け者の私にはなかなか「グッグ!」と響く内容でした。
下手な感想は止め、印象ある箇所を抜粋してみます。(私が忘れないように)
■天性の才能に恵まれているのなら、勤勉さがそれをさらに高めるだろう。もし天性に恵まれていないとしても、勤勉がそれに取って代わるだろう。
■われわれを助けるのは偶然の力ではなく、確固とした目標に向かってねばり動く勤勉に歩んでいこうとする姿勢なのだ。意思薄弱で怠惰な人間、目的もなくぶらぶらしている人間には、どんな幸運も意味を持たない。彼らは、目の前をまたとないチャンスが通り過ぎても、その意味もわからずぼんやりと見過ごすだけだ。
■外部からの援助は人間を弱くする。自分で自分を助けようとする精神こそ、その人間をいつまでも励まし元気付ける。人のためによかれと思って援助の手を差し伸べても、相手はかえって自立の気持ちを失い、その必要性も忘れるだろう。保護や抑制も度が過ぎると、役に立たない無力な人間を生み出すのがオチである。
■世間の人は、自分の悪習をわずかでも改めるよりも、国家や教会を改めるほうが簡単だと思い込みがちだ。一般にいって、人は自らの非を直すよりも隣人の非をあげつらうこうが、よほど好みに合っているようである。
■真の人格者であるかどうかを計るものさしはたくさんある、中でもまちがいのない方法は、その人間が目下の者にどうふるまうかを見ることだ。
ん~ いろいろ考えさせられる本でした。
コメントする