2008年に新規株式上場した、企業のデータをまとめてみました。
■新規上場数
2008年は新規上場企業の合計が49社で、去年の121社を大きく下回る結果となりました。原因は、市場低迷に加えて個人投資家の新興市場離れ、SOX法等の導入によるコストの増額などが考えられます。 また公募価格割れや下方修正が多くあり(49社中10社超)、中でも2月に上場したばかりの企業が、11月に経営破たんするということがあるなど、散々たる状態のIPO市場の一年でした。
■くら替え
新興市場から、東証や大証に市場を変更した企業は23社で、これも2000年以降最低でした。市場や景気の低迷で企業業績が悪く各市場の上場基準を満たすことが出来ないのが要因だと思われます。
■支援機関
証券会社は野村・大和で半分を、監査法人ではトーマツ・新日本・あずさで9割以上を占めています。インターネット関連の証券会社は、新規上場関連の部署を縮小もしくは全廃するところもあるようです。
■2009年
今年も明るい兆しが見えている訳ではなく、新規上場数は1.2月が0社で3月が6社。去年は1月は0でしたが、2月9社・3月12社とあれだけ少なかった去年と比べても、1/3以下の状況です。 今年は、東京証券取引所の新市場AIMがスタートするとのことですが、この最悪の状況下どうなるのでしょうか?
詳しくはこちら:http://www.tokyo-aim.com/
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