予定通り、『株式上場実務Navi』を再開することができました。見た目は、中断前とほとんど変わりませんが、中身はいろいろと、、、。
さて再開後、最初のテーマは『上場実務と人材』です。これも予告通りですが。
以前書きました通り、株式上場実務担当者の方にお話を伺いました。私自身も、株式上場準備作業の基本は上場準備会社の実務経験ですから、いろいろな点で投合するところが多かったです。
上場実務担当者の方には参考になる話ではないかと思いますので是非御覧下さい。
準備会社の上場実務担当者の場合、法令法規では解決できないことやマニュアル通りには行かないことが沢山あり、社長や従業員との調整や説明などの泥臭い仕事が難題です。私は、本編(株式公開入門Navi)にも書きましたが、公開準備作業というと『Ⅰ.Ⅱの部』・『社内規程』・『内部監査』が揚げられますが本当に一番難しいのは、この『泥臭い仕事(調整・説明)』ではないかと思っています。
申請書作成などの『対書類』の場合、法令法規や慣習などで『この内容をこういう形式で書かなければいけない』と大抵の場合決まっていますから、ある意味やり易く、また時間があれば少しずつでも作成して行けばいつかは辿り着けます。しかし『対人間』の場合、準備作業で何かお願いする場合には『説明して→理解させて→調整し→納得させて→実行してもらう』の繰り返しで、これをどう説明し実行させるかは、会社状況もしくは人によって違いますし、実行しても見ていないと『元の木阿弥』になっていたりもします。 『山本五十六』の『やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ』のような感じですが(笑)
今回の実務担当者の方は経験も豊富ですので、この辺りのあまり法令法規に関係のない、泥臭いところを中心に伺っておりますので、他にはあまり無いような内容となっています。また、まだまだいろいろネタを持っておられるようなので、近々にまたお話を伺って続編もやって行こうと思っています。
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