2009年3月アーカイブ

 昨日も書きましたが現在芳しくない世界経済で、連日連夜ニュースでは『不況』というネガティブキャンペーンを行なっているようですが(私はあまりTVを見ないので噂ですが 笑)、こんな経済状況のなかでも好調な業種があるようです。といいますが、こんな状況だからこそ好調なのかもしれませんが。

 昔は、不況の時は『パチンコ屋』が賑わうと言われていました。恐らく仕事が暇でやることが無いのでパチンコにでも行っていたのかもしれません。 しかし今は違うようで、パチンコ業界は厳しい状況で廃業数が、大変多いそうです。(何かで見たのですがはっきり覚えておらず、正確な数値は忘れました)

 では何が好調なのか。先日新聞を読んでいたところ『資格熱、沸騰』という記事がありました。全国で資格の学校が賑わっているとのこと。

 大手の公務員や公認会計士の講座は、利用者が前年比の2~3割も伸びているそうです。若い人ばかりではなく、再就職に備えて50~60代の方も多いそうです。昔は仕事が暇だからとパチンコ屋に行っていたが、今はそんな流暢な余裕はなく時間があれば生活防衛のため、自己鍛錬に励まなければ安全・安心を得られないのかもしれません。

 昨日も書きましたが、今後益々難しさは増し、その中で安全・安心を得るには、立ち止まってはいられず、常に自己の能力を磨く必要があるのでしょう。

 

 ただ、資格の中でも大きく伸びるものと大きく減少するものがあるようです。増えているのは、公務員・社会保険労務士・簿記・公認会計士で、一方減らしているのは宅建・証券アナリスト・税理士です。その中でも宅建は半減し、不況が直撃する業種関連の資格はアシが遠のいているようです。そう考えると、証券アナリストは同様な要因で減るのは分かるのですが、税理士が減っているのは何ででしょうか?不況で、税金相談するまでもないということでしょうか?(笑)

 最近は、ニュースや新聞では連日の様に「景気悪化・雇用不安」を伝え書き立て、必要以上に見る人の心理を不安にしているようにも思えます。TVや新聞は、基本的には『負』の出来事を伝えるのが商売みたいなものですから致し方ない面もありますが、、。 確かにIPOの世界でも上場件数は激減し、上場企業の業績も輸出関連企業をはじめ業績は悪化していますが、『100年に一度の大不況』と煽るほどなのかはとても疑問です。

 それより最近私は、今回のサブプライムローンを発端に始まった不況よりも、ここ10年位の間に起きた変動による地方や中小企業の沈み方が激しさに驚き心配になります。雇用で7割・GDPで6割を支える中小企業はどうなってしまうのだろうと、、、。

 私の実家は埼玉県の所沢ですが、子供の頃に良く行った個人商店は年々姿を消し、また実家は建設業ですが、回りの昔から居た大工さんや左官屋さんも次々廃業していますし、昔からある下請けの小さな町工場も全く活気がありません。理由を聞くと、後継ぎ問題もあることはあるが、主には仕事が無いということ。

 これは、今回のサブプライムローンから始まっているわけではなく、10年以上前から既に始まっていたと思います。

 効率化のもと、建設業では地方の大きな工場で大量に加工することで規模の経済で安く請け負う事を可能にし、小売業では大型のスーパーが幅広い商品を薄利多売で個人の小売店では太刀打ちできない金額で売っています。例えば私の子供の頃、消しゴムと言えばトンボのマークの50円や100円の消しゴムがメインでしたが、今では100円ショップに行けばメイドインチャイナが5個100円で売っています。

 全ての業種で、差別化できないもの・ルーティン化できるものはコストダウンを行なうために大型化し、海外に移転が可能なものは発展途上国で安い賃金により圧倒的なコストダウンをする。

 これでは、資本力も無い地方の小さな町工場や小売店舗が太刀打ちできるわけありません。

 ■同じものなら安いものを→大企業は効率化を進めるため大工場で大量に生産・加工しコスト削減を実現、また移転が簡単なものは中国へ→小さな業者は価格競争で太刀打ちできず仕事が無くなり廃業へ→新規に工場を始めるという人も無く、既存の工場もなくなり修理も無く建設の仕事が無くなり廃業へ

 

 よく今の景気悪化や地方の疲弊は「小泉竹中の規制緩和が悪い」と言われますが、私はこのコスト競争が大きな原因であり、この流れは止めようがないものだと思います。鎖国でもしない限り。 

 今、派遣や賃金が問題になりトヨタやキャノンがマスコミに叩かれまくっていますが、大企業はともかく雇用の7割を支える国内の中小企業の多くが、1/30の賃金で働く発展途上の安い商品との価格競争にさらされている中で、今より高い賃金で安定的な雇用を提供できるのか疑問です。

 

 競争に勝つには「商品の差別化」か「コストダウン」だと言われますが、以前は効率化などは大企業が行なうもので、町の小さな企業ではあまり行なわれず、それよりも人と人との繋がりを重要視して来ました。しかし今は、人の繋がりが薄れ、インターネットでは人を介することなく買い物もでき、同じものなら一円でも安く買うために日本中の小売店と比較できることも可能になっています。

 今や全世界の安い商品が大量に出回り、その安い商品を支える低賃金を提供できる発展途上国は、中国だけでなくインド・フィリピンと次々あらわれます。

 では「商品の差別化」を図るのかと言えば、多少の技術の進歩では、インフラが整いつつある国には真似する事も難しくはないでしょう。

 こんな熾烈なコスト競争の中、経済大国2位といわれる日本ですが、こう考えると今の景気回復よりも、高齢化と人口減少が始まった日本の20.30年後はいったいどうなってしまうのだろうと、自分のこの先を含めいろいろ考えてしまう今日この頃です。

Movable Type を利用して、分野別にBlogをいくつか立ちあげました。

株式公開入門Navi~更新履歴~
株式公開入門Naviの更新履歴だけを記載するBlogです。

Movable Type更新履歴
Movable Typeを利用した技術や参考にしたサイトを記録するBlogです。自身の更新履歴や備忘記録が目的。株式公開には全く関係ありません。

株式公開What's New
5のBlogの最新更新情報を集めたBlogです。

 上記のうち、最後の株式公開What's Newは、Movable Typeの技術を使い、各Blogの最新の更新記事を5つ集めた構成になっています。

 各ホームページにある更新履歴を更新の度に記載するのは面倒ですので、この技術を使って、自動で更新履歴が記載されるようにしたいと思っています。

 経理・財務業務の一般的な業務フローやスキルが書かれたサイトを見つけましたので、ご紹介します。というか、自分の備忘記録でもありますが。

 

 経済産業省:経理・財務サービス スキルスタンダード

 

 業務フローチャート図を作成する場合、自社にあったフローにすることも大切ですが、一般的な業務フローはどいった流れなのかもとても気になりますので、こちらを参考にしてみては如何でしょうか。

 ちょっと端折り過ぎているところも多々ありますが(笑)

 

 株式公開入門Blogと株式公開おすすめアイテムをリニューアルしました。

 先日、リニューアルしたばかりですが、既存のデザインをそのまま使用しイマイチでしたので、ちょっと自分で修正を加えながらデザインを一新しました。

 前回、株式公開入門Blogをリニューアルした際に、月別アーカイブで年度別に折りたたみ表示できるようにしましたので、年度表示がされるようになりまた。

 そして、このBLOGは2005年の9月から始めたということを改めて知り、もう3年半以上も続けているのだなと我ながら関心してしまいました。(笑)

 

 ところでアクセス数が、先日のリニューアルの際にサーバーを変えたことから、TOPページ以外のURLが変更したこともありアクセス数が減ってしまいました。変更前は100程度あったものが、30位になってしまいました。

 そんな中アクセスキーワードを先程チェックしたところ、麻生総理の『とてつもない日本』関連がなぜかいくつもありました。2年ほど前に読んで感想などを書いたのですが、「今なぜ?」と思い調べたところ、「2ちゃんねる」でこの本が話題になり、紀伊国屋書店では3月8日には5冊だったものが、9日に224部も売れているとの記事もありました。

 Blogをやっていると、知らないところの様々な風や流行を感じることができるものですね。

 先日、新聞に東京証券取引所における上場廃止企業数が書かれている記事がありました。そこで株式公開入門Navi:上場廃止での上場廃止数データを更新しようと思い、東証のサイトで更に詳しく調べて推移グラフにしみました。

 

 御覧のように、2年連続で上場廃止企業数が増加し、上場企業数は2年連続で減少しています。昨年の上場廃止企業数は過去2番目の高水準だそうです。

 また、今年も既に20社上場廃止が決まっています。さらに監査法人が企業の継続性への見方をより慎重にする傾向が強まっているようで、市場状況も含め上場廃止数が今後改善することは難しい状況です。

 東証は、新規上場が以前と低迷する中で、これ以上の市場の縮小を避けようと時価総額により上場廃止基準を大幅に緩和し、株安で上場廃止が相次ぐことを防ごうとしているようです。

 

参考:ジャスダックの上場企業数こちらに有ります→ジャスダックの上場企業数

 業務フローチャートを作成する際に、役立つと以前からおすすめ本として紹介していました、『システム分析・改善のための業務フローチャートの書き方』ですが、既に改訂新版が出たと以前にお話しましたが、購入はしたものの読んではいませんでした。(苦笑)

 パラパラと見た感じでは、以前のものと大きな差は無いと思い読んでいなかったのですが、、、。読んでみると結構変わっていました。

 大きく変わったのは、パソコンや通信関連の記号や例が大きく増え、現代にあったものとなっているところです。以前のものは90年代に出版されたもので、この辺りを表現するのが難しいところもありましたが、今回のものは無線LANだの電子マネーだの10年以上前には無かったものも追加されています。

 

 そこで、せっかく勉強しましたのでその成果を早速株式公開入門naviに追加しました。

業務フローチャートに以下のものを追加しました。

 

 ■産能大式記号(4)

 ■業務フローチャート書き方(3)

 

 業務フローチャート書き方では、パソコン・通信関連でよく使いそうなものや、経理周りで使いそうな例にアレンジしてみました。

2008年に新規株式上場した、企業のデータをまとめてみました。

上場データ2008

 

■新規上場数

 2008年は新規上場企業の合計が49社で、去年の121社を大きく下回る結果となりました。原因は、市場低迷に加えて個人投資家の新興市場離れ、SOX法等の導入によるコストの増額などが考えられます。 また公募価格割れや下方修正が多くあり(49社中10社超)、中でも2月に上場したばかりの企業が、11月に経営破たんするということがあるなど、散々たる状態のIPO市場の一年でした。

 

■くら替え

 新興市場から、東証や大証に市場を変更した企業は23社で、これも2000年以降最低でした。市場や景気の低迷で企業業績が悪く各市場の上場基準を満たすことが出来ないのが要因だと思われます。

  

■支援機関

 証券会社は野村・大和で半分を、監査法人ではトーマツ・新日本・あずさで9割以上を占めています。インターネット関連の証券会社は、新規上場関連の部署を縮小もしくは全廃するところもあるようです。

  

■2009年

 今年も明るい兆しが見えている訳ではなく、新規上場数は1.2月が0社で3月が6社。去年は1月は0でしたが、2月9社・3月12社とあれだけ少なかった去年と比べても、1/3以下の状況です。 今年は、東京証券取引所の新市場AIMがスタートするとのことですが、この最悪の状況下どうなるのでしょうか?

 詳しくはこちら:http://www.tokyo-aim.com/    

今回は使えそうな情報として、自分自身の備忘記録用に掲載。

 

ブラウザーから利用できるワープロや表計算などのサービス一覧(無料)

●グーグルドキュメント・・・グーグル

http://www.google.co.jp/intl/ja/options/

 ワープロ・表計算・プレゼン

 簡易機能を用意。無償ソフト「グーグルギア」との併用でネット接続がない環境でも利用可能。

●ゾーホー・・・アドベントネット

 http://www.zoho.jp/

 ワープロ・表計算・プレゼン・データーベース等

 マイクロソフトオフィスとの互換性が高い。ワープロについては、グーグルギアとの併用でオフラインでの利用可能

●シンクフリーてがるオフィス・・・ソースネクスト

http://www.thinkfree.co.jp/common/main.tfo

 ワープロ・表計算・プレゼン

 オフィスとインターフェイスが似ている。販売しているソフトと一緒に使えば、ネットがない環境での文章作成も簡単

●オンシート・・・インフォテリア・オンライン

http://www.infoteria.com/jp/product/onsheet/

 表計算

 利用登録者がチャットしながら表計算シートを更新できる

確定申告真っ最中の時期ですね。

 私も先日、知り合いの確定申告の作成をしたのですが、、、。「前もって書類を揃えて置いてね」と言ってもなかなか揃っておらず、毎年「あれがないこれがない」と、書類探しに多くの時間をとられてしまうパターンの繰り返し。(笑)

 

さて話は変わって、先日ちょっと面白いサイトを探して、盛り上がったのでここでご紹介。

 ゲーム機のCMなどであることは知っていましたが、実際に見たことがなかったのですが、『脳トレ』というゲームです。

 いくつも種類がありましたが、2つに挑戦して以下の結果に。

 それぞれ、10回くらいやっての一番良い結果です。若ければよいのでしょうけど、0歳が頂点では無いと思うので、いったい最高が何歳なのかがよく分かりませんが、、、。

 

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