先日読んだ書籍のの紹介です。
題名:監査難民
1年程度前に出された本ですが、図書館の書籍検索で偶然見つけたので読んでみました。
かつて四大監査法人の一角を占めていた『中央青山監査法人』が、自主解散へと追い込まれ、姿を消した経緯が書かれています。
公認会計士の知り合いなどから聴き、監査法人が一般企業とはちょっと違う組織体制だとはなんとなく知っていましたが、その特殊性や内情を改めて知ることでき面白い書籍でした。
自民党の派閥闘争のような戦い、内紛、分裂、裏切り、、、。この辺は、一般の会社にもありますが、その発生原因、要因は独特のものがあります。
また、『粉飾決算』って公認会計士と言えども、いったいどこまで見抜けるものなのか、見抜けなかった責任を会計士にどこまで負わる必要があるのか、なども改めて考えさせられますね。
お金を貰っている立場、前任者からの粉飾を断ち切ることができるか、自分の正義感で名のある会社を潰していいのか、、、、などカネボウで逮捕された人の立場なら自分はどうしただろう等々。
司法試験とも並ぶような難しさの試験と業務内容の割には、決して多くは無い報酬。公認会計士の方も大変ですね。ご苦労様です。蓮
さて上場実践HowToですが、『上場目指す企業へ』を公開しましたので御覧下さい。
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